昨夏の市場で特大の注目を集めていたセンターバックといえば、アヤックスで活躍していたDFマタイス・デ・リフトだ。
バルセロナなどビッグクラブが争奪戦を繰り広げた末に、デ・リフトはユヴェントス移籍を決断。移籍金は7500万ユーロと超高額なものとなった。
アヤックスでのパフォーマンスを考えると、20歳と若いデ・リフト争奪戦にビッグクラブが乗り出すのは自然な流れだ。しかし、そんな中で別の判断を下したクラブもある。
レアル・マドリードだ。レアルもデ・リフトへの関心が噂されたことはあったが、早い段階でFCポルト所属の22歳ブラジル人DFエデル・ミリトン獲得へと動いた。
ここまでミリトンはレアルで満足なシーズンを過ごしているわけではないが、スペイン『as』はレアルが確信を持ってミリトン獲りへ動いたことを伝えている。
評判ではデ・リフトの方が上だったかもしれないが、レアルはミリトンのフィジカル能力の方がチームにフィットするのではないかと確信して獲得へ動いたというのだ。
しかもミリトンの方がデ・リフトよりも獲得の確実性が高く、移籍金も5000万ユーロで済んだ。安い金額ではないが、ユヴェントスがデ・リフトに支払った金額より2500万ユーロ抑えることができたわけだ。
ミリトンの場合はセンターバックに加え、右のサイドバックも担当できるのが1つの強みとなっている。ミリトンとデ・リフトは直接的なライバル関係にあるわけではないが、レアルとしてはより安価で獲得したミリトンにデ・リフト以上の存在へ成長してほしいところだろう。
デ・リフトもまだユヴェントスで実力を100%発揮できているわけではなく、7500万ユーロの価格に見合う働きはできていない。出遅れているのはミリトンも同じだが、真のワールドクラスDFへと成長するのはどちらが先となるのか。
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