インテルとミラノの絆 新型コロナに携わる地元病院へ1200万円の寄付

インテルの会長を務めるスティーブン・チャン氏。クラブをあげて武漢へエールを送っていた photo/Getty Images

インテルが全力でサポート

セリエAの名門インテルと同クラブの会長を務めるスティーブン・チャン氏が、新型コロナウイルスによる被害を少しでも改善するために、医療機関へ多額の寄付を行うことを発表した。

現在世界中で猛威を振るい、大きな話題となっている新型コロナウイルス。ヨーロッパでも感染者が続出しており、中でもイタリアでは甚大な被害が。すでに感染者数は3000名を超えており、100名以上の死亡者が出てしまっている。こういった状況もあり、セリエAでいくつかの試合が延期されたほか、スポーツイベントを開催する際には無観客とする措置を取られるなど、スポーツ界にも様々な影響が出ている。

そんな中、インテルとチャン氏がクラブの本拠地ミラノにある新型コロナウイルスの研究や対応を行う医療機関へ10万ユーロ(約1200万円)もの多額の資金を寄付したとのこと。伊『Gazzetta dello Sport』など複数の異メディアが取り上げている。
今回の経緯に至った理由として「インテルはミラノの街と切っても切れない絆があり、この例外的な状況に直面するも献身的な活動を見せているサッコ病院(寄付を行った病院)の全てのスタッフを誇りに思っています。コロナウイルスによる緊急事態が始まって以降、我々は特に公衆衛生と安全が優先されるべきことだと指摘してきましたし、状況の変化を心配しながら注意を払ってきました。そのため、インテルはサッコ病院をサポートする義務があると感じたのです」と明かしている。

新型コロナウイルスにより、日本やイタリアを含めて世界中が混乱に陥っているが、できるだけ早くこの混乱が落ち着くことを願うばかりだ。

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