2019-20シーズンのプレミアリーグ・ベストイレブンはどのような結果となるのだろうか。今季はリヴァプールが未だ無敗で首位を快走し、早々に優勝が決まる可能性が高くなってきた。圧倒的な強さを誇っているだけに、ベストイレブンにもリヴァプールから多数の選手が選ばれるかもしれない。
11人全員がリヴァプールの選手となれば、これほど例外的でおもしろいことはない。それだけ個々の能力が優れていたということの証明だ。実際、選手一人ひとりのパフォーマスを見ても、リヴァプールには選ばれるにふさわしい選手が揃っていると言えよう。可能性としてはゼロではない。
しかし、ベストイレブンが“全員リヴァプール”となることは1人の男によって阻止されると英『Daily Mail』は主張する。その男とはマンチェスター・シティに所属するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネだ。同メディアは「ユルゲン・クロップのスタメンには、それぞれのポジションで最高のパフォーマーが揃っている。ただ1つの例外を除いては」と書き出し、マンCの司令塔が今季どれほど優れているかについて続けた。
「それはケビン・デ・ブライネ。彼は間違いなく世界最高のMFだ。クロップの“インビンシブルズ”でベストイレブンから漏れるのは、この男に居場所を奪われた選手だけだ。今季の彼は素晴らし過ぎる。サッカーはチームスポーツだが、時にはチームが際立った個人に圧倒されることがある。デ・ブライネの所属するシティはリヴァプールに22ポイントもの差をつけられているが、個人としてはベストイレブンに入っても何らおかしくはないだろう」
今季ここまでリーグ戦26試合で、早くも8ゴール16アシストを記録しているデ・ブライネ。残り試合数を考えれば、かつてアーセナルで活躍したティエリ・アンリ氏が持つプレミア・アシスト記録(20アシスト)の更新も可能だろう。昨季は怪我で思うように出場数を伸ばせなかった同選手だが、2019-20シーズンは圧巻のパフォーマンスを披露している。そんなデ・ブライネを『Daily Mail』はまだ褒めちぎる。
「現代最高の選手とも言える彼はどんなチームに入っても活躍できる。リヴァプールはもちろん、レアルやバルサでも問題なくフィットするはずだ。彼のビジョンはバルセロナでリオネル・メッシに新たな命を吹き込み、レアルが実行しようとしているルカ・モドリッチの後継者探しを簡単にする。そして、リヴァプールでは中盤に天才的なスパークを起こすことだろう。唯一無二の選手だ。彼はどのクラブでプレイしても11人をさらに良くすることができる」
もはや、デ・ブライネがプレイしてクオリティが落ちるチームはどこにもない。大絶賛されたマンCの司令塔。はたしてシーズン終了時、彼はベストイレブンに名を連ねているのだろうか。もうほぼ安全圏と言っていいはずだが、さらなる爆発に期待したい。
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