仮に今のアントニオ・コンテ率いるインテルに残っていれば、チャンスはあっただろうか。スペインのバレンシアで成長したフランス人MFがチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦を戦うべくイタリアへやってくる。
その選手とは、2017年よりバレンシアでプレイするMFジョフリー・コンドグビアだ。188cmのサイズを誇る大型MFのコンドグビアは、2015年にモナコからインテルへ移籍したことで大きな注目を集めた。当時はフランスでも期待されていたMFだったのだ。
ところが、コンドグビアはイタリアの地で大苦戦。バレンシアにレンタル移籍し、翌年の2018年には完全移籍でバレンシアに加わることになった。伊『Gazzetta dello Sport』によると、コンドグビアもイタリアでの経験は大変だったと振り返る。
「インテルにはブロゾビッチやハンダノビッチ、ラノッキアら友人もいる。偉大なるクラブでプレイしていたのは喜びだよ。僕はインテルで選手としても、人間としても成長した。デ・ブール、ヴェッキ、ピオリと指揮官が交代していったから、難しかったよ。環境は複雑だったけど、経験として役に立っている」
「僕はバレンシアのプロジェクトを気に入っているし、複雑な2年を経てここへきた。自分が変わったと信じているし、ここまで感謝している。非常に上手くいっているからね」
27歳になったコンドグビアは、バレンシアで主力選手の1人となっている。能力は高い選手だっただけに、今の安定したインテルに残っていれば戦力になったかもしれない。19日にはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でアタランタと戦うべく、バレンシアはイタリアへ乗り込んでくる。決勝トーナメントの舞台でイタリアの友人たちに成長した姿を見せたいところだ。
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