“173本”もミドルを打って僅か4点 エリア内に侵入できぬマンUの課題

得点を奪うことに苦労するマンU photo/Getty Images

引いた相手をどう崩すか

オーレ・グンナー・スールシャール率いるマンチェスター・ユナイテッドが抱えている問題の1つに、守備を固めてきた相手を崩せていないことが挙げられる。

攻撃的に出てくる強豪チーム相手にはカウンターアタックが機能するのだが、守備を固めてくる格下チームが相手では持ち前のスピードを活かせない。最近もバーンリー(0-2)、ウォルバーハンプトン(0-0)と無得点に終わっているゲームが目立ち、チャンスメイクの部分に問題を抱えているのだ。

英『Manchester Evening News』が1つのデータを紹介しているが、マンUは今季のリーグ戦でペナルティエリア外から173本もシュートを打っている。積極的にシュートを打っていると評価することもできるが、ペナルティエリアに侵入できていない証とも言える。
シュート全体の48%がペナルティエリア外から放ったものとなっており、決まったのは4本のみ。同メディアはラッキーに頼りすぎと指摘しているが、成功率の低いシュートを積み重ねても得点には繋がりにくい。

首位リヴァプールはペナルティエリア外からのシュートが全体の28%、マンチェスター・シティは33%と、マンUよりエリア外からのシュート割合は少ない。マンUは今冬にスポルティング・リスボンからMFブルーノ・フェルナンデスを獲得しているため、もう少し深い位置へ侵入するチャンスを増やしていきたいところ。

強敵相手の高速カウンターは武器として残しつつ、遅攻から格下の守備も崩していけるのが理想だ。スールシャールがどこまで攻撃の質を高めていけるのか、後半戦の課題はそこにある。

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