なぜ彼はレアルへ行った? マンCから銀河系軍団への“ギャンブル”は失敗だ

レアルのブラヒム・ディアス photo/Getty Images

出場機会求めて銀河系軍団へ

マンチェスター・シティで出番を確保できなかった若者が、なぜレアル・マドリードでポジションをゲットできると考えたのか。

英『Manchester Evening News』が疑問を抱いているのは、昨年1月にレアル行きを選択した20歳のMFブラヒム・ディアスだ。

ディアスはマンCのユースで育ってきた技巧派アタッカーで、10代の頃より評価は高かった。しかし、マンCの中盤は世界トップレベルの陣容を誇る。イングランドで天才と言われる19歳のMFフィル・フォデンでもポジションを確保できていない状態で、若手が割って入れるほど甘い環境ではない。
ディアスが出場機会を求めるのは自然な流れだが、なぜ行き先にレアルを選んだのか。結局ディアスはレアルでもポジションを確保できない時間が続いており、移籍の話題が出てきている。

「ディアスはシティの契約を断り、出番を求めてエティハドを離れることにした。シティの攻撃的MFの陣容を考えればフェアな決断で、ディアスはジェイドン・サンチョがブンデスリーガで成功しているのを見たはずだ。しかし彼がレアルに加わった時、その行き先には驚かされた。なぜシティより銀河系軍団でプレイタイムを確保できるというのか。ギャンブルだったが、ディアスは1年を通してファイトする決断をした。しかし1年が経過し、そのギャンブルは上手くいかなかったと言える」

マンCとレアルのどちらが豪華な陣容か決めるのは難しいが、同じくらいポジション争いが激しいのは間違いない。ディアスは怪我で今季出遅れたところもあり、その間にロドリゴ・ゴエスが評価を高めてしまった。レアルやマンCクラスのチームでは一瞬でも隙を見せれば序列が転がり落ちていく。

同メディアはディアスにレンタル移籍を勧めており、このままレアルに残っても状況は好転しないだろう。サンチョのようなケースは非常にレアで、フォデンのように辛抱強くマンCに残っている方が良かったかもしれない。

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