リーグ屈指の攻撃力がある一方で 主将が挙げるチェルシーの改善点

チェルシーの守備改善に意欲を見せたアスピリクエタ photo/Getty Images

「堅実な守備はカギとなる」

今季プレミアリーグでここまで9勝2分4敗の4位と、開幕前の下馬評を覆して上位に食い込んでいるチェルシー。補強禁止処分を受けながらも若手を上手くマネジメントし、戦える集団を作り上げたフランク・ランパード監督の手腕は見事と言うべきだろう。13節マンチェスター・シティ戦と14節ウェストハム戦で連敗を喫してしまったが、前節アストン・ヴィラ戦には勝利。大崩れすることなくTOP4圏内を維持している。

そんなチェルシーを支えているのはやはり攻撃力だろう。FWタミー・エイブラハムやMFメイソン・マウントといった期待の若手が揃う前線は、プレミアでも屈指の破壊力を誇っている。しかし、その一方で少し気がかりなのは失点の多さだ。ここまで同クラブは21失点。4位以上のクラブで20失点以上を喫しているのは彼らだけだ。今季クリーンシートを達成したのは3試合のみとなっている。

この現状には、主将を務めるDFセサル・アスピリクエタも一抹の不安を感じている様子。英『football.london』によると、同選手は今季チェルシーが上位進出を狙うのであれば、この弱点は早急に改善しておかねばならないと次のように述べている。
「僕らは多くの失点を許している。これは改善しなければいけないよ。今の僕たちにとってクリーンシートを達成するのは難しいことになってしまっている。たとえ1-0で前半を終えていたとしても、後半はオープンな展開になることが多いんだ」

「ウェストハム戦なんかは無失点で切り抜けていれば、その後ゴールを奪って勝てていたと思うな。クリスタル・パレス戦では決してベストな内容とは言えなかったけど、2-0で勝つことができたんだから。長いシーズンにおいて、堅実な守備はカギとなる。それを手に入れるために僕らはハードワークを続けていくよ。ピンチでの粘り強さはより良いものとしなければいけないね」

30歳のリーダーは好調なチームの中にあっても、しっかりと地に足がついている。さすがは百戦錬磨のベテランと言ったところか。はたして今後、チェルシーはこの失点過多をどう解決していくのか。守備陣の奮闘に期待がかかる。

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