“復活の司令塔”がEURO2020へ マンチーニへの猛アピール始まった

怪我から復活したボナベントゥーラ photo/Getty Images

イタリア代表入りを諦めない

EURO2020予選を全勝で乗り切り、完全復活を印象付けたのがイタリア代表だ。指揮官ロベルト・マンチーニが積極的に若手を起用し、世代交代を進めるとともにチームを確実に強化してきた。

来夏の本大会でも若手が主軸となるのは間違いないが、その中に割って入ろうと考えている30歳のMFがいる。ミランでプレイするジャコモ・ボナベントゥーラだ。

ボナベントゥーラは昨年10月に膝を手術し、昨季10月以降のゲームを全て欠場した。当然イタリア代表からも離れており、もう1年以上代表ではプレイしていない。しかし、EURO本大会行きを諦めたわけではない。
伊『Tuttomercato』によると、ボナベントゥーラは「EUROがある。僕はマンチーニの考えに入るようトライしていかないといけない」と語っており、ここから本大会までに猛アピールする考えだ。

その第一歩となったのが、23日に行われたセリエA第13節のナポリ戦だ。ボナベントゥーラは復帰後初のフル出場を果たし、得点までゲット。強敵ナポリ相手に1-1のドローへ持ち込んだ。

以前はスソ、ボナベントゥーラの2人がミランの攻撃を動かしていたところがあり、ボナベントゥーラも高い実力を備えるチャンスメイカーだ。得点、アシストを増やしていけば、マンチーニの目にも留まるかもしれない。ミランにとってもボナベントゥーラの復活は大きく、再び攻撃を引っ張る存在となってほしいところだ。

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