今季若手主体のチーム構成ながらもここまでプレミアリーグで3位につけているチェルシー。この快進撃はフランク・ランパード監督の徹底したチーム管理からきているのかもしれない。その厳しさを推し量ることができるチーム内のルールが明らかとなった。
そう伝えたのは英『The Sun』だ。同メディアによると、今季ランパード監督がチェルシーのトップチームに対して取り決めたと思われる罰金リストがリークされたという。
2019年8月27日の日付とランパード監督のサインが記されたこのリストに掲載されている罰金対象行為は全部で12項目。内容を見てみると、試合日出発時刻に遅刻した場合は2500ポンド(約30万円)、チームでの食事中やミーティング中に携帯電話が鳴ってしまった場合は1000ポンド(約12万円)、ミーティングに遅刻した場合1分ごとに500ポンド(約6万円)など、細かく罰則に応じた金額が設定されている。なかでも練習開始時刻への遅刻に対する罰金は20000ポンド(約280万円)と超高額。ランパード監督の厳格さが窺える内容となっている。
そんな中、『The Sun』が「最も理解できる」ペナルティと注目したのが、オフ前や練習開始90分前までに病気やケガを報告しなかった場合に課される1万ポンド(約140万円)の罰金だ。「プレイ中に悪化する可能性のある問題を隠したり、他のチームメイトに感染したりすることを防ぐための試みだろう」と推察し、賛辞を送っている。
普段からチーム内で細かいルールが設定されている今季のチェルシー。社会人として守らなければならないマナーに関するものばかりだが、こういったルール遵守の意識が今の好調につながっているか。統率のとれた組織を作り上げるランパード監督。名将の予感だ。
リークされたチェルシーの罰金項目は以下の通り
1.試合日・出発時の遅刻 2500ポンド(約35万円)
2.練習の集合時刻に遅刻 2500ポンド(約35万円)※以降15分ごとに同額が加算
3.ジムでのウォームアップへの遅刻 1000ポンド(約14万円)
4.治療への遅刻 2500ポンド(約35万円)
5.ミーティングに遅刻 毎分500ポンド(約7万円)
6.練習開始時刻に遅刻 2万ポンド(約280万円)
7.食事中またはミーティング中に携帯電話が鳴る 1000ポンド(約14万円)
8.遠征や試合日における服装規定違反 1000ポンド(約14万円)
9.48時間前までに監督・コーチへの連絡なく試合後チームバスに戻らない 5000ポンド(約70万円)
10.組織やコミュニティ業務を拒否または欠席 5000ポンド(約70万円)
11.オフ前、練習90分前までに病気やケガの未報告 1万ポンド(約140万円)
12.病院の予約時刻への遅刻 2500ポンド(約35万円)
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