モウリーニョのレアル復帰に選手が待った? ジダンを救った2試合とは

過去にレアルを指揮したモウリーニョ photo/Getty Images

モウリーニョ復帰案が選手を刺激しているとも

まだシーズンは序盤戦だが、今季レアル・マドリードでは何度か指揮官交代の噂が浮上してきた。ジネディーヌ・ジダンは過去にチームをチャンピオンズリーグ3連覇へ導いているものの、そんな派手な実績もレアルでは通用しない。とにかく結果を出し続けるしかないのだ。

そしてジダンの後任候補として浮上している指揮官の1人が、過去にチームを指揮していたジョゼ・モウリーニョだ。今でもクラブのフロレンティーノ・ペレス会長のお気に入りとも言われており、ジダン解任の場合はモウリーニョが候補になると言われてきた。

しかし、選手たちの中にはモウリーニョ帰還を快く思わない者もいるのかもしれない。スペイン『as』は、「モウリーニョ復帰説が選手たちを刺激している」と指摘。選手たちの多くがジダン続投を支持しており、指揮官交代が実現しないように特別なモチベーションで試合に臨んでいるというのだ。
同メディアによれば、今季ジダンの立場が危ういものとなったゲームは2試合ある。チャンピオンズリーグ・グループステージでパリ・サンジェルマンに0-3で完敗したゲームと、久保建英が所属するマジョルカに0-1で敗れたゲームだ。この試合後にジダン解任案が加速する気配があったという。

英『The Sun』も、22日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節ガラタサライ戦で結果を出せなかった場合はジダンが解任される予定だったと伝えている。

しかし、選手たちは死に物狂いで結果を残した。パリ戦直後のセビージャ戦では難しいアウェイゲームを1-0で制し、今回のアウェイ・ガラタサライ戦も1-0で粘り勝ちしている。スコアは地味だが、選手たちはジダンを守ろうとハードワークを続けたのだろう。

セルヒオ・ラモス、マルセロ、ルカ・モドリッチ、カリム・ベンゼマなど、今のチームにもモウリーニョ政権を知る者たちが数名残っている。レアルでもモウリーニョはリーグタイトルを獲得したが、最後の3年目はやや後味の悪いものとなってしまった。選手たちがモウリーニョの復帰を歓迎するかは微妙なところだろう。

ジダン体制を継続するには、とにかく勝ち続けるしかない。まだ完璧に危機を回避したとは言えないはずで、11月末にはパリ・サンジェルマンとの再戦も控えている。同じ相手に立て続けの敗北は許されないが、選手たちは奮起できるか。

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