今月4日に発表されたスペイン代表メンバーに驚いた人もいるのではないか。ビジャレアルに所属する22歳のDFパウ・トーレスが招集されたのだ。
トーレスは191cmのサイズを誇る左利きのセンターバックで、ビジャレアルでは主力を務めている。しかし昨季はスペイン2部のマラガにレンタル移籍していた選手で、今夏のU-21欧州選手権メンバーにも選ばれていない。いきなりのA代表招集はちょっとしたサプライズだった。
しかし、トーレスは一気に有名な存在になる可能性がある。その才能はすでに評価されており、アーセナルやチェルシー、マンチェスター・シティも興味を示しているという。貴重な左利きのセンターバックであり、スペイン人DFらしく足下の技術にも優れている。ビッグクラブへ向かうのも時間の問題なのかもしれない。
『90min』は、長くスペイン代表を支えたジェラール・ピケの後継者となる可能性まであるとポテンシャルを絶賛する。EURO2020制覇を目指すスペインが探しているのはセルヒオ・ラモスの相棒を務めるセンターバックで、ここはまだ定まっていない。そこにトーレスが割って入るシナリオもあるかもしれない。
今回スペイン代表に招集されている選手では、34歳のベテランDFラウール・アルビオルは年齢的にピケの後継者と呼ぶことはできない。イニゴ・マルティネス、ディエゴ・ジョレンテも招集されているが、同メディアは世界基準に達していないと手厳しい。
同じ若手でトーレスのライバルとなるのはU-21欧州選手権の優勝に貢献したアスレティック・ビルバオDFウナイ・ヌニェス(22)、アトレティコ・マドリードに活躍の場を移したマリオ・エルモソ(24)といったところだが、EURO2020本大会までに彼らがどこまで評価を上げられるかは分からない。
トーレスがラモスの相棒の座を勝ち取る展開となれば大きなサプライズとなるが、スペイン代表を指揮するロベルト・モレノは答えを見つけられるのか。また1人楽しみな大型DFが出てきている。
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