かつてドルトムントやアーセナルで活躍した名手がドイツ時代を振り返っている。その名手とは元チェコ代表MFトマシュ・ロシツキー氏だ。
現役時代、母国のスラビア・プラハでプロデビューを飾ったロシツキー氏。同クラブで2度のリーグ優勝に貢献したのち2000-01シーズンにドルトムントへ移籍すると、その翌シーズンにはブンデスリーガ優勝に貢献。その後の2006-07シーズンに移籍したアーセナルでは246試合に出場した。アーセナル退団後は残りのキャリアを再びスラビア・プラハで過ごし、現役引退後は同クラブのスポーツディレクターに就任している。チェコ代表でも歴代3位となる105試合に出場したレジェンドだ。
そんなロシツキー氏にアーセナルのイメージを強く抱いている人は多いかもしれないが、ドイツにおいても彼はレジェンド級の存在だ。先日、ドルトムントに所属するMFマルコ・ロイスは自身のアイドルとして同氏の名前を挙げている。そんなロイスの発言に対して、ロシツキー氏が返答したと独『SPORTS BUZZER』が伝えた。
同メディアによると、このレジェンドは「私はロイスとゲッツェのコンビを見るのが好きだ。彼らのようなコンビを見るのは楽しいよ。この2人は今日ではあまり見られないようなクオリティを備えているからね」と発言。自身をアイドルと語ったロイスもまた、良い選手であると男前のコメントを残している。さらに、ロシツキー氏はドルトムント時代に最も影響を受けた同僚についても言及。「答えるのは難しい」としながらも、2人の選手を挙げた。
「多くの素晴らしい選手に出会ったよ。でも、ドルトムントではステファン・ロイターやユルゲン・コーラーがサッカー選手としてどのように振る舞うべきかを私に教えてくれたんだ」
ロシツキー氏は2人の名DFをチョイスしている。今回ロイスに対して男前発言を残した同氏だが、そのプロ意識を植え付けたのはこの2人だったのかもしれない。
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