先日のPECズヴォレ戦でPSV移籍後初ゴールを記録していた日本代表MF堂安律は、3日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第2節のローゼンボリ戦で先発出場を記録。冷静な判断から2アシストを決め、チームの4-1勝利に貢献した。
ズヴォレ戦に続いて分かりやすい結果を残すことになったわけだが、この快調なスタートに驚いている人も多いのではないか。今夏にフローニンヘンからPSVへの移籍を決めた時、堂安が戦力になるのか疑問視する意見も目立っていたからだ。
PSVの前線にはステーフェン・ベルフワイン、ブルーマ、ドニエル・マレンら実力者が揃っており、いきなり堂安がポジションを確保すると予想する声はあまり多くなかった。まずは我慢が必要かとも思われたのだが、どうやら指揮官マルク・ファン・ボメルはすでに堂安の実力を認めているようだ。
オランダ『Socceenews』によると、PSVのOBであるアルノルト・ブルッヒンク氏も堂安の適応力に驚いている。日本人は控えめというイメージが同氏の中であったようだが、どんどんボールを要求する堂安の適応力の高さを評価している。
「ファン・ボメルが堂安をこんなに早くプレイさせるとは驚いた。通常ファン・ボメルは選手がチームスタイルに慣れる必要があると考えているが、堂安はその部分でほとんど問題を抱えていない。これは驚くべきことであり、ファン・ボメルは堂安のことを信頼している。一般的に日本人は控えめだと思っているが、堂安は他の前線の選手たちと同じくすぐにボールを要求した。彼が簡単にPSVにフィットしたことに驚いているよ」
確かに堂安は控えめなタイプではなく、どちらかといえばビッグマウスも連発する大胆な選手だ。その貪欲な姿勢が成功に繋がっている部分も大きいはずで、堂安はPSVでも主役になるつもりなのだろう。そのメンタリティは何とも頼もしく、オランダの名門・PSVの看板選手となる日もそう遠くはないかもしれない。
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