今夏には放出候補の1人に挙げられているとも言われていたのだが、ユヴェントスにMFブレーズ・マテュイディは必要だったということだろう。
ユヴェントスは今夏にアーセナルからアーロン・ラムジー、パリ・サンジェルマンからアドリエン・ラビオをフリーで獲得しており、中盤の層はかなり厚くなった。マテュイディは今季からチームを指揮するマウリツィオ・サッリが好む「サッリ・ボール」なる攻撃的サッカーにフィットしないのではないかとの考えもあり、中盤の人員整理へ放出候補の1人とも言われていたのだ。
しかし、マテュイディは今季開幕から2試合続けてフル出場を記録。相変わらず左サイドを上下動する献身性はチームにとって大きなプラスで、守備面でもマテュイディは走り続けてくれる。サッリのスタイルにピタリとフィットするかは今後次第だが、今のところマテュイディは必要なピースと捉えていいはずだ。
伊『Gianluca di Marzio』によると、マテュイディもユヴェントスでのプレイに満足していると語り、今夏に浮上したパリ・サンジェルマン復帰案は間違いだと振り返っている。
「僕がPSGに入る?それは間違いだよ。僕は常にユヴェントスで満足していることをアピールしてきた。世界最高のクラブの1つだからね。パリは常に僕のハートの中にある。子供の頃から応援していたし、ユニフォームを着るのは夢だった。だけど今はユヴェントスの一員であることが誇りなんだ」
ラビオ、ラムジーにもどこかでチャンスが与えられるはずで、ポジション争いはこれまで以上に激しくなっていくことだろう。運動量豊富なマテュイディ、テクニックのあるラビオ、ペナルティエリアまで顔を出して得点も奪いに行けるラムジーなどタイプの異なるライバルは多いが、最終的にサッリはどの構成を中盤のベストとするのか。
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