今夏にFWエデン・アザール、FWルカ・ヨビッチ、DFエデル・ミリトン、DFフェルランド・メンディを獲得するなど、レアル・マドリードは積極的な姿勢を見せてきた。ただ、巨額の移籍金を費やした割に戦力大幅アップとの印象はない。
特に中盤はまだ十分な補強ができていない状態で、盛んに噂されたマンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバやトッテナムMFクリスティアン・エリクセンの獲得も実現していない。トニ・クロース、ルカ・モドリッチなどチームを長く支えてきた実力者はいるものの、中盤は昨季から補強されていないのが現状だ。
スペイン『Cadena SER』によると、クラブOBのプレドラグ・ミヤトビッチ氏は今の中盤では欧州のトップチームと競争できないとの考えを明かしている。もう1人トップレベルのMFを加えるのが理想的で、現状の選手層に疑問を抱いているのだ。
「中盤は少々問題だね。層がそれほど厚くない。もう1人トップレベルのMFがいればかなり良くなるだろう。もしスカッドがこのままでも、戦うことはできる。ただ、我々はベストだ、多くのタイトルを獲得するだろうと楽観視しすぎることはできないね。戦えるだろうけど、他に優れたチームがいる」
現在はイスコも負傷しており、中盤の選択肢がそれほど多くないのは事実だ。同氏はエデン・アザールだけが違いを生み出せる選手と捉えているようで、アザールの力だけで全てを変えるのは難しい。レアルが今夏積極的だったのは間違いないが、リーガ・エスパニョーラやチャンピオンズリーグのタイトルを狙える陣容なのだろうか。
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