開幕から躍動する若きアタッカーのジェイドン・サンチョ、すでに3得点を挙げているFWパコ・アルカセル、攻撃陣のリーダーであるマルコ・ロイス、さらに今夏加わったトルガン・アザールなど、ドルトムントの攻撃陣は驚くほど豪華な顔ぶれとなった。
その中で苦しい立ち上がりとなったのが、ロイスやマッツ・フンメルスとともに栄光のドルトムントを知る古株の1人であるMFマリオ・ゲッツェだ。強烈なアタッカーが加わったこともあり、ゲッツェは開幕から2試合で僅か12分しかプレイしていない。
指揮官ルシアン・ファブレのファーストチョイスになっていないのは明らかで、現時点では前線のバックアッパーといった立ち位置だろう。昨季はゲッツェを最前線に置く0トップの案もあったが、アルカセルが快調にゴールを決めている以上は手を加える必要もない。
独『Bild』は、ドルトムントでのゲッツェのキャリアが危機を迎えていると取り上げている。ゲッツェはクラブと2020年までの契約を結んでいるが、延長交渉はスムーズに進んでいない。同メディアによればドルトムントはゲッツェのサラリーを下げたオファーを提示しているそうだが、ゲッツェはこれに難色を示している。給与カットを受け入れる考えはないようで、そう簡単に交渉はまとまらないだろう。
とはいえバックアッパーの選手に高額給与を保証するのは難しい。もちろんまだ開幕から2試合を消化しただけで、ゲッツェにもチャンスはやってくるはず。それを活かせるかどうかで状況は変わるが、ゲッツェのドルトムントでのキャリアはどうなるのか。
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