昨夏の移籍市場で、下部組織時代から長年過ごしたアーセナルに別れを告げ、ウェストハムへ移籍した“ガラスの天才”に待望の時が訪れた。
27日に行われたEFLカップの2回戦で、ニューポート・カウンティ(イングランド4部)と対戦したウェストハム。この一戦で公式戦2試合ぶりのスタメンに名を連ねた元イングランド代表MFジャック・ウィルシャーは、スコアレスで迎えた43分、縦パスをDFにカットされるも、相手選手が処理にもたついている間にボールを奪い返す。そして、そのままドリブルでペナルティエリア内まで持ち込むと、最後は冷静にGKの逆をつき、ボールをゴールに流し込んだ。なお、その後1点を追加したウェストハムが2-0でニューポート・カウンティを撃破し、次のステージへコマを進めている。
これまでのプロキャリアで何度も怪我に苦しみ、シーズン丸々を棒に振るなど辛い時間を過ごしてきたウィルシャー。新天地での飛躍を誓ったウェストハム加入1年目の昨季も足首の怪我に悩まされ、わずか公式戦8試合の出場にとどまっていた。だが、そんなウィルシャーがついに移籍後初ゴールを決めた。試合後に自身の公式Instagramを更新した同選手は「ウェストハムでの初ゴールを決められていい感じだ。ハードワークを続けていくよ」と綴っている。
また、データサイト『opta』によると、ウィルシャーがリーグ杯でゴールを決めたのは、当時16歳だった2008年9月に、アーセナルでプロ初となるゴールを記録したシェフィールド・ユナイテッド戦(6-0)以来、10年338日ぶりの出来事だという。その間の約11年でリーグ杯17試合に出場していた同選手だが、ゴールネットを揺らすことができていなかったようだ。
才能は間違いなしのウィルシャーだが、この調子で復活を遂げることができるのか。まずは怪我なく、しっかりと2019-20シーズンを戦ってもらいたいところだ。
参照元:YouTube
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