アーセナルにブラジル人DFは本当に必要か? OB「チェルシーとは違う」

アーセナル移籍の可能性が浮上したダビド・ルイス photo/Getty Images

「リスクが高すぎる」

8日、チェルシーのDFダビド・ルイスにアーセナル移籍の可能性が浮上した。DFローラン・コシェルニーを失ったアーセナルが後釜の確保に動いた格好だ。移籍市場閉幕を目前に控える中、新たな移籍情報に現地は騒然としている。

しかし、この移籍に異を唱える人物がいる。かつてアーセナルで活躍したマーティン・キーオン氏だ。同氏は英『Daily Mail』に掲載されたコラム内で「ダビド・ルイスを獲得することはリスクの方が大きい」と主張し、次のように自身の意見を述べている。

「アーセナルはこの取引を中止すべきだ。リスクが高すぎる。たしかに彼らはセンターバックを探している。だが、D・ルイスはその答えとして適当な選手だろうか? 私はそうは思わない。32歳によって、アーセナルの守備はより危険にさらされるだろう。エンゴロ・カンテが常にディフェンスラインの目の前をパトロールしているチェルシーとは違うんだ。ボールを持っている時のD・ルイスは素晴らしいが、4バックの1人としてプレイしている時の彼はよくミスを犯す。彼はマークを外される傾向があり、“オールorナッシング”な選手の1人だ」
果敢なチャージを売りとするD・ルイスだが、キーオン氏はその積極性がアーセナルの穴になると主張している。攻撃的なスタイルのアーセナルだからこそ、最終ラインには冷静沈着なディフェンスリーダーが欲しいと同氏は考えているのかもしれない。

現地報道によると、D・ルイスはチェルシーのトレーニングを欠席し、すでに移籍の準備に入っているとも。はたして、長年青いユニフォームを身に纏ってきたブラジル人DFは今夏赤いユニフォームに袖を通すこととなるのだろうか。今後の動向に注目だ。

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