PSGの”超一強状態”は仏サッカー界を成長させない 盛り上がらぬ優勝争い

さっそくタイトルを掲げたPSG photo/Getty Images

開幕前から優勝は決まっている?

3日に行われたフランス・スーパー杯は、やはりというべきかパリ・サンジェルマンがレンヌを2-1で撃破した。レンヌも善戦はしたものの、パリがキリアン・ムバッペとアンヘル・ディ・マリアのゴールで2-1と勝利。さすがにタレント力でパリは群を抜いている。

当然パリは今季もリーグ・アンの優勝候補筆頭だが、英『GIVE ME SPORT』はこれが本当に正しい形なのかと疑問を投げかけている。2012-13シーズン以降で見ると、パリは獲得可能な国内29タイトルのうち22のタイトルを獲得している。まさに超一強状態との表現が正しいだろう。

同メディアは、パリによるフランス国内リーグの圧倒的支配はフランスサッカー界の助けにはならないと切り捨てている。パリがチャンピオンズリーグのタイトルにチャレンジできるのは興味深いが、フランスサッカー界の成長に繋がっているかは微妙なところだろう。特に長期戦となるリーグ戦でパリについていくのは極めて難しい。
昨季パリは国内カップ戦のクープ・ドゥ・ラ・リーグとクープ・ドゥ・フランスを落としたが、これも珍しいケースだ。リーグ戦、国内カップ2つを獲得するのが当たり前となっており、開幕前にも関わらず盛り上がりはやや寂しい。

パリとしては国内での支配を続けたままチャンピオンズリーグのタイトルが欲しいところだろうが、この一強状態はいつまで続くのか。

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