ACミランは4日、かつて同クラブでプレイした元ブラジル代表GKジーダが下部組織のコーチとして復帰することが決まったと発表した。なお、U-17カテゴリーのGKコーチを務めるとのことだ。
現在45歳のジーダは母国の名門ヴィトーリアでプロとしてのキャリアをスタートさせ、クルゼイロ、コリンチャンスなどを経て2000年にミランへ入団。すでにブラジル代表として活躍していたこともあり、イタリアでも飛躍が期待されたが、1年目はなかなか出場機会を得られず、2年目の2001-02シーズンは古巣であるコリンチャンスへレンタル移籍することとなった。しかし、2002-03シーズンに復帰を果たすと、それ以降は高い身体能力を武器にミランの正守護神として守備を牽引。2度の欧州制覇に加えて、2003-04シーズンのスクデット獲得など、数々のタイトルをチームにもたらし、ミランの一時代を築いた。
2010年夏にミランを退団して以降は母国へ戻り、グレミオやインテルナシオナルなどでプレイしていたが、2015年シーズンをもって現役を退いていた。引退後は元同僚のクラレンス・セードルフが率いる中国の深センや、エジプトのプラミッドFCでGKコーチを務めていたようだが(『transfermarkt』より)、この度現役時代に最もキャリアを捧げたミランへ帰還することが決まった。
はたして、かつて世界最高のGKのひとりと言われたジーダは、ミランの下部組織で自身の後継者となるような凄腕守護神を育て上げることができるのか。
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