昨季途中に解任されたジョゼ・モウリーニョに代わり、マンチェスター・ユナイテッドの指揮を任されたオーレ・グンナー・スールシャールは攻撃的な姿勢を見せてチームを立て直してみせた。最終的にはトップ4から漏れてしまったため、大成功のシーズンとは言い難い。しかし、スールシャールの残した結果は想像以上のものだったと言っていいはずだ。終盤はやや黒星が増えたが、チャンピオンズリーグでもベスト8に進出。ミラクルを連発してチームにポジティブな空気をもたらしたのだ。
問題は今季の戦いだ。昨季はシーズン途中からの仕事ということもあり、やや評価が甘かった部分もある。今季はプレシーズンからチーム作りに入れるため、結果が出なかった時の言い訳は通用しない。スールシャールを暫定指揮官から正式な指揮官へと昇格させたマンUの判断が正しかったのか。それが問われるシーズンとなるわけだ。
英『Daily Mirror』によると、クラブOBディミタール・ベルバトフも勝負のシーズンになると捉えている。ベルバトフが求めているのは強烈な開幕ダッシュで、プレシーズンでの準備の成果を発揮してほしいと願っているのだ。
「スールシャールはプレシーズンからスタートしている。つまり、彼には準備する時間がある。言い訳はできない。彼は強力なスタートを切る必要があるね。できなければ、ネガティブな空気となる。良いスタートになることを願っている。クラブ関係者、クラブOBはユナイテッドらしい戦いをスタートさせて昨季より良くなると考えているだろう。私もそれが見たい。昨季は残念だったからね」
マンUは開幕戦でいきなりチェルシーと戦い、第2節は不気味なウォルバーハンプトンとの戦いが予定されている。決して楽なスタートではないが、このカードでスタートダッシュに成功すれば確実に勢いに乗れるはずだ。
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