昨季サンティアゴ・ソラーリの抜擢もあってブレイクしたレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールは、ブラジル人選手らしい突破力を持つアタッカーだ。ウイングを本職としており、そのスピードを活かした突破力はリーガ・エスパニョーラの舞台でも十分に通用している。
今季はエデン・アザールがチームに加わるため、当初は右のウイングにヴィニシウスを回すのも良いのではと言われていた。しかし、ヴィニシウスには早急に改善すべき弱点がある。それが決定力だ。
スペイン『MARCA』もヴィニシウスの能力を認めているものの、シュート精度を弱点の1つに挙げている。まだ19歳になったばかりと若いため、改善する時間はある。しかし、レアルというクラブは長々と待ってくれる甘い場所ではない。今後ヴィニシウスがポジションを確保していくためには早い段階で解決する必要があるだろう。
しかも右サイドでプレイするとなればシュートパターンにも違いが出てくる。左サイドの場合は中へカットインして利き足の右でシュートを狙うこともできるが、右サイドの場合はそれが難しくなる。余計に得点を奪うのに苦労する可能性もあり、それこそ右サイドならば久保建英のようなレフティーの方が良いかもしれない。
個人で仕掛ける力は十分に証明されているため、ワールドクラスの選手となるために必要なのは得点力だ。昨季はリーグ戦18試合で2得点という数字だったが、これを上げていけるか。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/