ドルトムントにはワールドクラスのセンターフォワードが必要なのではないか。これは今夏も議論されてきたことだ。ユリアン・ブラント、トルガン・アザールを獲得するなど今夏のドルトムントはかなり積極的な動きを見せているが、純粋なセンターフォワードと呼べる選手はあまり多くない。センターフォワードの獲得がブンデスリーガ制覇へのラストピースと考えることもできるだろう。
しかし、クラブCEOのハンス・ヨアヒム・ヴァッケ氏はセンターフォワードの必要性を感じていない。すでにチームにはセンターフォワードを担当できる選手が複数揃っており、市場で探す必要はないとの考えなのだ。独『Ruhr Nachrichten』によると、同氏はパコ・アルカセルに加えてマリオ・ゲッツェ、トルガン・アザール、20歳のヤコブ・ブルン・ラーセンをセンターフォワード候補に含めている。
「我々はバイエルンと同じだけのセンターフォワードを抱えているとの感覚がある。パコ・アルカセルは先日のテストマッチでもゴールを決めていた。彼は今季もっと強力になるだろう。なぜならプレシーズンをフルにこなせるからね。それに我々はゲッツェ、トルガン・アザール、ブルーン・ラーセンを抱えていて、全員がセンターフォワードのポジションでプレイできる。ストライカーに関する議論をしているのはメディアであり、我々からではない」
アルカセルは昨季も途中出場からゴールを量産しており、今季もドルトムントにとって貴重な得点源となるだろう。ゲッツェは純粋なセンターフォワードではないが、昨季も0トップとして最前線を任されている。それによって2列目のマルコ・ロイスやジェイドン・サンチョを活かせるならば問題はないだろう。新入りのトルガン・アザールがフィットするかは分からないが、得点力がブンデスリーガで通用することはボルシアMGで証明済みだ。オプションとして試すのも悪くないだろう。
センターフォワードの補強無しでもバイエルンにチャレンジできるのか。最前線に誰を置くかは1つの注目ポイントとなりそうだ。
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