D・アウベスのタイトル記録を超える!? ブラジルにいたもう1人の優勝請負人
ブラジル代表のG・ジェズス photo/Getty Images
22歳ながらタイトル量産
コパ・アメリカ決勝でペルー代表を撃破し、またしてもタイトルを獲得したブラジル代表DFダニエウ・アウベス。アウベスは歴史に残るタイトルマスターであり、キャリア通算のタイトル獲得数はついに40の大台へと達した。これはサッカー界史上最多の記録で、この数字は簡単に達成できるものではない。
今回のコパ・アメリカ制覇もアウベス効果と言えるのかもしれないが、実はブラジルにはもう1人タイトルを量産している者がいる。決勝ではゴールを決めたり退場処分になったりと大暴れだったFWガブリエウ・ジェズスだ。
ジェズスはまだ22歳と若い選手だが、ここまでかなりタイトルに恵まれたキャリアを過ごしている。今回のコパ・アメリカもそうだが、代表では2016年のリオデジャネイロ五輪を制覇。マンチェスター・シティではプレミアリーグを2度、FA杯を1度、リーグカップを1度、コミュニティシールドを1度、そしてマンC移籍前に所属していた母国ブラジルのパルメイラスでも国内リーグとカップ戦を1度ずつ制している。
英『Manchester Evening News』もこの驚異的なペースに驚いているのだが、22歳時点でジェズスは獲得タイトル数でアウベスを上回っている。22歳ながらジェズスはすでに9タイトルを手にしており、数字にすると1シーズン平均2.27個のタイトルを獲得していることになる。22歳当時のアウベスのシーズン平均タイトル獲得数は0.75となっているため、同メディアはこのペースを維持すればジェススがアウベスのタイトル獲得数を抜くことになると見ている。
アウベスの場合はバルセロナでタイトルを荒稼ぎすることになったわけだが、ジェズスもジョゼップ・グアルディオラの下でプレイしている。今季もマンCが同じペースを維持するなら、何らかのタイトルは獲得できるだろう。マンCでのプレイを続けることでタイトルを荒稼ぎすることは十分に可能なはずだ。
果たしてジェズスはどこまでタイトルの数を増やしてくるのか。代表でも五輪、コパ・アメリカと順調すぎるペースでタイトルを獲得しており、ジェズスが優勝請負人としてブラジルにワールドカップのタイトルをもたらすことになるかもしれない。