この日行われたもう1つの準決勝コロンビア対チリは、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。チリは今大会で輝きを放っているアレクシス・サンチェスが攻撃の中心に据え、左サイドを軸にチャンスを生み出していく。18分には、その左サイドから決定機を創出する。サンチェスを追い越したボーセジュールがボールを受けて中へ折り返すと、コロンビアのGKとDFがお見合い。こぼれ球にアランギスが左足で押し込みチリが先制、かと思われたがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が発動してノーゴールに。サンチェスが最初にボールを受けた場所がオフサイドとの判定だったが、かなり際どい判定だった。後半も激しい攻防が繰り広げられたが、枠内シュート数は両チーム合わせて僅か3本。一方でファウル数が両チーム合わせて40という激しいボールの奪い合いが行われた90分だった。試合はそのままPK戦へと突入。PK戦ではコパ・アメリカを知り尽くすチリの経験豊富な選手たちが絶妙なコースへと蹴り込んでいき、5人全員が成功。一方のコロンビアは5人目のテージョが失敗し、チリがベスト4進出を決めた。
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