若手の宝庫・ブンデスリーガ 来季注目すべき”5人”のヤングスター
ブレーメンのサージェント photo/Getty Images
来季はブレイクのシーズンとなるか
ブンデスリーガでは数多くの若手選手が活躍しており、その流れは来季も変わらない。新たなヤングスターが出てくるはずで、ブンデスリーガ公式がさっそく来季注目すべき若手を5人リストアップしている。
1.タイラー・アダムス(ライプツィヒ/MF/20歳)
昨年12月にMLSのニューヨーク・レッドブルズから加わった守備的MFのアダムスは、昨季後半戦だけでポジションを勝ち取ってみせた。怪我で離脱する期間はあったものの、後半戦だけで10試合に出場できたのは大きい。来季からライプツィヒはホッフェンハイムで結果を出してきた青年監督ユリアン・ナーゲルスマンが指揮を執る。戦術家ナーゲルスマンの下で成長すれば、アメリカ代表でも重要な存在となれるだろう。
2.アルフォンソ・デイビス(バイエルン/FW/18歳)
アダムスと同じく昨季後半戦にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスから合流したデイビスは、爆発的なスピードを持つサイドアタッカーだ。バイエルンではアリエン・ロッベンとフランク・リベリが今季限りでクラブを離れるため、デイビスにもチャンスは出てくるはずだ。サイドバックで起用してみる案も出ており、そのスピードはバイエルンにとって大きな武器になる。
3.ジョシュ・サージェント(ブレーメン/FW/19歳)
ブレーメンといえば日本代表FW大迫勇也が所属しているクラブで、アメリカ代表の次期エース候補であるサージェントはライバルとなる。サージェントは昨年12月にブンデスリーガデビューを果たしたばかりだが、そのデビュー戦で得点を記録するなど勝負強さを持っている。昨季はブンデスリーガで205分間出場し、2得点。同サイトは悪くないペースと称えており、来季はもっとチャンスを与えられるはずだ。
4.レオナルド・バレルディ(ドルトムント/DF/20歳)
ドルトムントは今夏にユリアン・ブラントやトルガン・アザールを獲得したことが大きな話題を呼んでいるが、注目すべき補強はこれだけではない。今年1月にボカ・ジュニアーズから加わった大型センターバックのバレルディも忘れてはならない。
バレルディは昨年8月にボカでデビューし、5試合プレイしただけでアルゼンチンの次代を担うセンターバックと絶賛された才能を持つ。ドルトムントではマヌエル・アカンジやアブドゥ・ディアロなど優れたセンターバックが揃っているため、出番を確保するのは難しい。しかし同サイトはどこかでバレルディにチャンスを与えるべきと主張しており、アルゼンチンでの評価がどれほどのものか早くブンデスリーガで確認したいところだ。
5.ムサ・ディアビ(レヴァークーゼン/FW/19歳)
最後は先日加入が発表されたばかりのディアビだ。パリ・サンジェルマンでプレイしていたU-20フランス代表のディアビは、ユリアン・ブラントの抜けたレヴァークーゼンにとっては非常に貴重な新戦力だ。2列目にはレオン・ベイリーやカリム・ベララビらがいるため出番を確保するのは難しいだろうが、主力のローテーションで起用された時にアピールしたい。
果たしてこの5人は新シーズンにインパクトを残せるのか。5人ともポテンシャルは高く、いきなり主役になる可能性もあるだろう。