コンパニの後釜は大丈夫? ミス連発の若手DFはワールドクラスになれるのか

ボールを失うストーンズ photo/Getty Images

イングランド代表には選ばれているが……

今季限りでDFヴァンサン・コンパニが去るマンチェスター・シティでは、来季より新たなセンターバックコンビで戦っていくことになる。英『Manchester Evening News』が期待をかけているのはジョン・ストーンズで、アイメリック・ラポルテとともに長くクラブを支えていくことが求められている。

しかし、ストーンズがワールドクラスのセンターバックに成長するのか疑問もある。ストーンズは今でもイングランド代表に選ばれており、6日に行われたネーションズリーグ準決勝・オランダ代表戦でも先発出場を果たしている。

ただ、ストーンズはそこで失点に絡んでしまった。オランダの2点目はストーンズが自陣でボールの扱いを誤ったところから始まり、3点目もストーンズの縦パスを奪われての失点だった。足下の技術には定評があるものの、過信しすぎて危険なパスを選択してしまうのは問題だ。センターバックにまず求められているのはセーフティなプレイだ。
英『Daily Mail』によると、解説を務めるクリス・サットン氏もストーンズの判断に疑問を抱いている。ストーンズはマンCでも重要なゲームで起用されないことがあり、同氏はその理由がセンターバックには許されない不用意なプレイにあると考えているのだ。

「2失点目の場面で彼はボールをコントロールし、GKに戻すべきだった。ほとんどのセンターバックはそうするものだし、ファン・ダイクもそうしただろう。ファン・ダイクなら危険を感じ、セーフティにプレイしたはずだ。ストーンズはそれをしなかった。彼はリスクをかけ、1966年以来となるメジャータイトルの決勝行きを逃した。それがグアルディオラにあまり起用してもらえない理由であり、それを我々はオランダ戦で見ることになった」

同氏が思うイングランド代表理想の4バックは、右サイドバックにカイル・ウォーカー、左サイドバックにダニー・ローズ、センターバックはハリー・マグワイアとジョー・ゴメスが組むというもの。ここにストーンズの名前はなく、代表で確固たる地位を築くにはセンターバックが1番してはならないプレイをもう1度確認する必要がありそうだ。

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