”NEXTブスケッツ”は来季どこにいる?
22歳の去就はいまだ不透明なようだ。昨夏ビジャレアルからアトレティコ・マドリードへと移籍を果たしたスペイン代表MFロドリゴ・エルナンデス。彼はそのボール捌きやビルドアップ能力、クレバーでクリーンなボール奪取などが評価され、今では複数のビッグクラブから熱視線を浴びる注目株となっている。
特にバイエルン・ミュンヘンとマンチェスター・シティは彼の獲得に熱心なようで、現地では今夏いずれかのクラブへ移籍することが有力だと報じられている状況だ。しかし、彼の未来は当の本人でさえ予測不可能なものになっているという。スペイン『Deportes Cuatro』のインタビューに応じたロドリゴは、自身の去就について次のように語った。
「僕はクラブに落ち着く時間が欲しいと言った。『アトレティコにとどまることを保証する』なんて発言するのは偽善的だよ。ただ1つだけ言えるのは、僕とアトレティコの契約がまだ続いているということと、契約の解除に7000万ユーロが必要ということだけさ。何が起こるかわからないんだ」
そのプレイスタイルから、スペインで“NEXTブスケッツ”とも称されるロドリゴ。アトレティコは彼を放出不可の選手とみなしており、さらに高額な移籍金を設定する可能性があるとも言われている。いくらバイエルンやマンCといえど、撤退せざるを得ない状況となるかもしれない。
しかし、若く才能のあるこのスペイン代表MFを確保できれば、間違いなくチーム力は上がるはず。両クラブはロドリゴのために、どこまで資金を投入することができるのか。移籍が成立することとなった場合はその金額にも注目だ。