メッシに差をつけられてしまった印象だが
昨夏レアル・マドリードからユヴェントスへ電撃移籍を果たしたクリスティアーノ・ロナウド。レアル時代はバルセロナのリオネル・メッシと「世界最高の選手」の称号を争っていた彼だが、今季はリーグ戦31試合の出場で21ゴール。通常のストライカーなら十分な成績ではあるものの、彼がロナウドだということを考えればもう少しゴールが欲しいところ。メッシとは若干差がついてしまった印象は否めない。
しかし、かつてマンチェスター・ユナイテッドやポルトガル代表でロナウドと共闘したナニは別の考えを持っているようだ。『Omnisport』によると、彼はまだロナウドが世界一であり続けていると次のように主張した。
「今季はロナウドにとって成功したシーズンだった。彼は素晴らしかったと思うよ。イタリアでプレイするのは簡単なことじゃないさ。非常に戦術的なサッカーが繰り広げられているからね。多くのディフェンダーがゴールを守っているんだ。でも彼はたくさんのゴールを記録した。ロナウドはまだ世界最高だし、偉大な選手だよ」
国が変われば、サッカーも変わる。環境に適応する中でこれだけの数字を残したことはむしろ称賛されるべきかもしれない。なお、ロナウドはアシスト数に関して言えば昨季の5に対して今季は11と、倍以上の数字を記録している。ゴールこそ減ったが、得点には依然関与しているのだ。
とはいえ、皆が得点を量産するロナウドの姿を見たいのもまた事実。イタリアのスタイルを理解した来季は、以前のような異次元の活躍を期待したい。