超フレッシュな日本代表! コパへ臨む”Jリーガー初招集組”をザッと紹介[映像アリ]

清水エスパルスの立田 photo/Getty Images

若い世代が数多く招集

以前よりコパ・アメリカ2019にベストメンバーを連れて行くのは難しいと言われていたが、24日に発表された23人の顔ぶれは東京五輪世代も数多く入った若い構成となった。岡崎慎司、川島永嗣ら馴染みのあるベテラン勢に対し、若手選手のことはあまり分からないという人も多いはず。

それもあってか、Jリーグ公式が今回A代表初招集を受けた選手たちを映像付きでザッと紹介してくれている。今回はJリーグでプレイしている選手が対象となっているため、オランダのフローニンヘンでプレイするDF板倉滉、同じくオランダのPECズヴォレでプレイするMF中山雄太、法政大のFW上田綺世の映像は入っていない。

まずGKだが、ベテランの川島に対して残りの2人はかなり若い。1人は23日に発表されたキリンチャレンジカップでもメンバー入りを果たしたサンフレッチェ広島の大迫敬介。まだ19歳だが、広島ではリーグ戦とACLの両方でフル稼働している。この年齢からJの舞台でプレイできているのは大きい。



もう1人は、2年前のU-20ワールドカップにも出場するなど国際経験豊富な小島亨介。大分トリニータでプレイしており、東京五輪の守護神候補だ。




次にDFだが、Jリーグからは大分の岩田智輝、清水エスパルスの立田悠悟、サガン鳥栖の原輝綺、湘南ベルマーレの杉岡大暉、コンサドーレ札幌の菅大輝が初招集という超フレッシュな顔ぶれだ。立田、原は昨年のU-23アジア選手権を経験するなど、彼らも東京五輪世代だ。特にセンターバックの立田は190cmとサイズがあり、将来的に冨安健洋の相棒の座を狙う存在となれば面白い。吉田麻也が不在とあって不安の残る構成だが、南米の強敵相手にどこまで戦えるかを確認する良い機会となるだろう。

また杉岡と菅は左サイドバックを任せられる存在で、A代表でも左サイドバックは長友佑都の代役がなかなか見つからない。両者が今回のコパ・アメリカで何かきっかけを掴めば面白い。





MFでは横浜F・マリノスのテクニシャン三好康児、今季もJリーグで1試合に13km以上を走る広島の松本泰志、唯一J2の東京ヴェルディに所属する渡辺晧太、鹿島の10番を任される安部裕葵に加え、キリンチャレンジカップの方にも選ばれたFC東京の久保建英、センターバックもこなす中山雄太も初招集だ。中盤での組み立ては柴崎岳にお願いするような格好となるかもしれないが、渡辺や松本がどこまで中盤でファイトできるかも楽しみだ。

三好と安部は個人で仕掛けられるテクニックがあり、中島翔哉に負けじと自分の色を出してほしいところ。もちろん久保も同じで、今回の代表戦で最も注目されている選手の1人と言っていいだろう。日本だけでなく、世界が久保のパフォーマンスを楽しみにしている。

FWでは松本山雅が誇るスピードスターの前田大然、法政大の上田綺世が初招集だ。今回のコパ・アメリカでは相手に押し込まれる時間帯も増えるはずで、その展開で前田のスピードを活かしたい。一発のカウンターからチャンスを掴むことも可能なはずだ。上田はまだ大学生だが、大学生がA代表招集を受けるのは9年半ぶりのことだ。世代別代表ではプレイしてきたが、対戦相手にとっては未知の存在だろう。




今回のコパ・アメリカは結果を求めると同時に、東京五輪世代の育成も重要なポイントになる。初招集組が本気の南米相手にどこまで戦えるのか、今から楽しみだ。

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