現状との違いに嫌気がさすとの意見も
24日、今季のプレミアリーグの行方を大きく左右するゲームが行われる。マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティのダービーマッチだ。マンUはトップ4入り、一方のマンCはリヴァプールとの優勝争いを制することが目的で、このダービーは絶対に落とせない。
その大事なマンチェスター・ダービーを前にサポーターの士気を高めようと考えたのだろうか。マンUがTwitterにて1つの懐かしい映像を紹介した。その映像とは2006年のマンチェスター・ダービーで、クリスティアーノ・ロナウドのアシストからウェイン・ルーニーがゴールを決めたシーンだ。右サイドからロナウドが出したグラウンダーのクロスに反応したルーニーが左足で華麗に押し込んでおり、実に美しいゴールだ。
しかし、サポーターの反応はあまり良くない。ロナウドとルーニーが揃っていた時のマンUは当たり前のように優勝争いに絡んでおり、サポーターの中には現在のメンバーと比較してしまうため当時の栄光を思い出したくないという人もいるようなのだ。今ではライバルのマンCの方が格上となっていることも許せないのだろう。
英『Daily Mail』がいくつかマンUサポーターの声を紹介しているが、このような映像は見たくなかったと大一番を前にテンションが下がっている者もいる。
「ルーニー&ロナウドからルカク&リンガードか……」
「今ではエヴァートンにもウォルバーハンプトンにも勝てなくなった。こうした古い映像はやめてほしい」
「ルーニー、テベス、ロナウドの3枚がいた頃、シティは弱かった。その順位が逆転した」
2006年当時は、マンCが今ほど強いチームになると予想していた者はほとんどいなかったはずだ。マンUがダービーを支配していたが、今となっては状況が異なる。今回もマンC優位と見る向きが多いが、マンUはホームで意地を見せられるか。