[MIXゾーン]逆転弾を演出したFC東京の“秘密兵器” ジャエルが示した存在感

自信を持ってジャエルを投入した長谷川監督 photo/Getty Images

長谷川監督も期待を込めて送り出す

6日、明治安田生命J1リーグ第6節が行われ、ここまで無敗のFC東京と未だ勝利がない清水エスパルスが味の素スタジアムで激突した。後半開始直後の47分に北川航也のゴールでアウェイの清水が先制に成功するも、FC東京が75分、86分と立て続けにゴールを奪い逆転に成功。2-1で清水を撃破したFC東京は、開幕戦からの無敗記録を「6」に伸ばし、2位をキープしている。

今季開幕戦の直前となる2月19日に、ブラジルの名門グレミオから加入することが発表されたFC東京の“秘密兵器”FWジャエル。チームに完璧に適応し、自身の持っている力を100%引き出すにはもう少し時間がかかるかもしれない。ただ、現時点での全力パフォーマンスをピッチで披露し、この一戦で指揮官の期待の応えて見せた。

FC東京の長谷川健太監督は、1点ビハインドで迎えた60分に2枚替えを敢行。状況を打開すべく、ナ・サンホとともにジャエルを投入した。試合後の会見で「トレーニングの中で、非常にコンディションが良かった。空いた期間で色々ためすこともできたし、今週のトレーニングでも合わせる時間があったので、期待して送り出した」と述べていた通り、ジャエルは186cm84kgの恵まれた体格を活かし、うまく中盤からボールを引き出すなど前線のターゲットに。そして、ナ・サンホのゴールで試合を振り出しに戻して迎えた86分、ディエゴ・オリヴェイラのフリックからボールを受けたジャエル。振り向きざまに、ダイレクトでフワリとした絶妙なパスを相手DFの裏へ通す。これを再びD・オリヴェイラが受けると、GKの位置を見極め、落ち着いてループシュートを決めた。ジャエルは決勝ゴールをアシストし、限られた出場時間の中で結果を残したのだ。

そんなジャエルが試合後、インタビューに応じると「自分も試合に出れて、なおかつディエゴ(・オリヴェイラ)選手にいいパスが出せて、それがゴールになって勝つことができて非常に嬉しい」と清水戦を振り返った上で「どんな時間帯であっても、どんな結果であっても、(出れる)用意をしておくのが僕らの仕事。その中で、今日も用意をしていた。今日はいつもよりも少し長めに出たが、監督からもらったチャンスをもらった中で、アシストでチームに貢献できた。もちろんゴールで貢献できるのが一番だが、アシストであっても、なんであっても、チームに貢献をしてチームが勝てるのが一番良いことだと思う」と述べた。

さらに、スタメン奪取に燃えるジャエルは「来たばかりなので、日本のサッカーに馴染む必要があったり、まだまだ足りなかったりという部分も自分の中でわかっている。ただ、いまJリーグで3試合、60分くらいの出場時間だと思うが、その中で1ゴール1アシストでチームに貢献できているという部分もある。もちろん、僕はブラジルから来たので、先発で出たいという気持ちも正直ある」と明かしつつ「次の試合も先発か先発じゃないかはわからないが、どういう状況であっても良い用意をして、チームに貢献することだけを考えていきたい」と意気込みを語っている。

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