バルサで忘れられた”暴れん坊FW” 練習態度に問題ありで獲得は失敗?

バルセロナのボアテング photo/Getty Images

出場機会なかなか訪れず

ルイス・スアレスのバックアッパーを求めていたバルセロナは、今冬にサッスオーロからケビン・プリンス・ボアテングをレンタルで獲得した。意外な補強と話題を呼んだが、ボアテングは持ち前の身体能力を活かしてセンターフォワードでもプレイできる選手だ。

1月にはさっそくセビージャとのスペイン国王杯で起用され、ポストプレイの質を評価する声もあった。ところが、ボアテングは2月16日のレアル・バジャドリード戦を最後に出番がない。あくまでスアレスのバックアッパーということも関係しているのだろうが、英『GIVE ME SPORTS』はボアテングに問題があると伝えている。

記者のハビ・ミゲル氏によれば、バルセロナのコーチ陣はボアテングの練習態度に納得していないという。ボアテングといえば暴れん坊とのイメージもあるが、代表マッチウィーク明けのトレーニングでもコーチ陣を失望させる結果になったと伝えられている。
同メディアは「すでに彼はバルセロナでの最後のゲームをプレイし終えたのかもしれない。1つ確かなことは、バルサがこの夏にボアテングを完全移籍で買い取ることはないということ。指揮官バルベルデはギャンブルに出たが、それは裏目に出たように見える」と締めくくっている。

ボアテングの補強は失敗だったと捉えられているが、このまま自身の価値を証明せぬままカンプ・ノウでの冒険は終わるのか。加入時には話題を呼んだが、今となってはすっかり印象が薄くなってしまっている。

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