驚異の移籍金額に疑問も
先日バイエルンがアトレティコ・マドリードからDFリュカ・エルナンデスを獲得したが、近年の移籍金額は驚異的だ。バイエルンがエルナンデス獲得へ費やした金額は8000万ユーロとされており、昨年1月にサウサンプトンからリヴァプールへ移籍したDFフィルジル・ファン・ダイクの8465万ユーロに迫る金額だ。
高額な移籍金が動くのは当たり前のようになっているが、ここで話題となっているのがファン・ダイクとエルナンデスの比較だ。ファン・ダイクは今や世界最高クラスのセンターバックとまで言われるようになり、移籍金額は妥当なものだったと評価されている。
エルナンデスもフランス代表の一員としてロシアワールドカップ制覇に貢献した実力者だが、果たしてファン・ダイクほどの影響力をもたらす選手なのだろうか。これには疑問もあるだろう。英『TalkSport』によると、エルナンデスの移籍金を受けてリヴァプールのサポーターからはファン・ダイクが改めてバーゲン価格だったとの意見が出ているという。エルナンデスの移籍金額が高すぎると考えられているのだ。
「ファン・ダイクはバーゲンだった」
「エルナンデスが8000万ユーロ?ファン・ダイクは安い」
「8000万ユーロのセンターバックは普通ではない。ファン・ダイクとクリバリは強力なフィジカルを持ち、トップレベルの実力で7500万ユーロから9000万ユーロの価値だ。エルナンデスはそれほど良くない」
移籍金額だけで選手の能力を比較することは難しいが、ファン・ダイクは数年後なら1億ユーロを楽に突破していたかもしれない。エルナンデスはこの移籍金額にふさわしい選手かを証明することから始める必要がありそうだ。