ミランにCL出場権見えてきた!? イブラ退団後では最高のペースに

好調を維持するミラン photo/Getty Images

冬の新戦力もすぐにフィット

ミランがチャンピオンズリーグ出場権獲得へ順調な歩みを見せている。序盤戦こそ引き分けによる勝ち点の取りこぼしも目立ったが、現在25試合を消化した段階で45の勝ち点を獲得。4位につけている。

注目ポイントは、この45という勝ち点だ。米『ESPN』もチャンピオンズリーグ出場権獲得が見えてきたと取り上げているが、25試合終了段階で45点もの勝ち点を稼いでいるのはズラタン・イブラヒモビッチとチアゴ・シウバが揃って退団した2012年以来のことになる。

2人が抜けた2012-13シーズンは25試合で勝ち点44、そこからは苦戦が続いて2013-14シーズンは35点、2014-15シーズンは34点、2015-16シーズンはやや盛り返して43点、2016-17シーズンは44点、そして昨季が41点だ。2012-13シーズンには何とか3位に入っているため、今季もトップ4に滑り込むことは十分に可能なはずだ。勝ち点45という数字は勇気をくれるものとなるのではないか。
大きいのは冬に加わったFWクシシュトフ・ピアテクとMFルーカス・パケタだ。冬の補強はシーズン途中の合流ということもあって難しさもあるが、2人はスムーズにフィットしている。特にピアテクはさっそく得点量産体制に入っており、ミランは2019年に入ってまだリーグ戦では負けがない。

2人が加わってさらに加速するミランは今季こそチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるのか。本来ミランのようなクラブにとって出場権獲得は最低限の目標で、ここまでは良いペースだ。

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