アジア人選手のイメージ変えるソン・フンミン プレミアNo.1の成功者か

トッテナムのソン・フンミン photo/Getty Images

プレミアには苦手意識があったが……

最近はアジアの選手も欧州でプレイするのが当たり前になってきたが、プレミアリーグには少し苦手意識があるのではないか。プレミアで成功を収めたアジアの選手は少なく、フィジカル的にプレミアのスタイルに合わせるのが難しいところもあるのだろう。

そう考えるとトッテナムでプレイする韓国代表FWソン・フンミンは特別な存在だ。ソン・フンミンはまだプレミアでタイトルを獲得したことはないが、これまでのアジア人選手とは活躍の仕方が異なる。英『FourFourTwo』もトッテナムで得点源となっているソン・フンミンに驚いている。

「アジアの選手はプレミアと不安定な関係を築いてきた。パク・チソンはマンチェスター・ユナイテッドで素晴らしい成功を収めたし、岡崎慎司はレスター・シティでリーグを制覇した。ただし、プレミア開始からの27年で正真正銘のスターと呼べる者は少ない」
アタッカーではパク・チソンもマンUで長く活躍したものの、攻撃力というよりは豊富な運動量が評価されていた。最も得点を奪ったシーズンも2010-11シーズンの8得点で、二桁には届いていない。運動量が評価されていたのは岡崎も同じだ。香川真司もマンUでリーグ制覇を経験したが、大成功とは言いにくい。

一方でソン・フンミンは今季もすでにリーグ戦で10得点を記録しており、昨季もシーズン全体で18得点、2016-17シーズンは21得点だ。プレミアでこれだけ得点を決められるアジア人選手も珍しい。プレミアにてアジア人選手の認識を変えた存在と言ってもいいかもしれない。日本人選手を含めアジアの選手たちはこれに続けるのだろうか。

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