合計444日間離脱した者も!? 怪我に苦しんできた”ガラスの天才”たち

バイエルンのロッベン photo/Getty Images

怪我さえ無ければもっと上を目指せたか

優れた才能を持っていながら、度重なる怪我が原因でキャリアにブレーキがかかってしまう選手も少なくない。特にフットボールの世界は運動量もスピードも時代を重ねるにつれて上がっており、筋肉系の故障に悩まされる選手も数多くいる。

そこでスペイン『MARCA』は、何度も怪我で苦しんでいる「ガラスの天才」たちを特集している。彼らは怪我が多い選手と認識されているところがあり、シーズンをフルで戦えることが少ない。怪我がなければさらに上を目指すことも可能だったはずだ。

・アリエン・ロッベン(バイエルン/FW)

「ガラスで出来た選手について話す時、ロッベンは必ず心に思い浮かぶ選手」と同メディアは伝えているが、ロッベンも筋肉系の故障に悩まされてきた選手の1人だ。その突破力はリオネル・メッシをも上回るのではと言われるが、怪我の影響で一貫性に欠けるところがある。怪我さえなければメッシやクリスティアーノ・ロナウドに近づくことも可能だったか。

・マルコ・ロイス(ドルトムント/FW)



ロイスもガラスの天才だ。今季ドルトムントで披露しているパフォーマンスを見ればロイスが天才なのは誰にでも分かることだが、とにかく怪我が多い。その影響でワールドカップやEUROの出場を逃したこともあり、本来であればドイツ代表の中心となれる選手だ。

・トーマス・ヴェルメーレン(バルセロナ/DF)



能力は高い選手だが、負傷離脱と復帰を繰り返している印象が強い。バルセロナに加入してからは合計で12回も怪我があったとされており、離脱期間を合わせると444日となっている。これだけ離脱する機会が多いと指揮官の信頼を勝ち取るのも難しいだろう。

・チアゴ・アルカンタラ(バイエルン/MF)



「怪我で阻まれなければ、チアゴはどこまで上に行けただろうか?間違いなく彼は欧州を代表するエリートMFとなっていただろう。しかし、怪我によって代表とクラブの両方でキーマンになるチャンスを失っている」と同メディアは伝えているが、シャビ・エルナンデスの後継者とスペインで期待されていたチアゴもバイエルン加入以降21回も怪我があった。

・ラフィーニャ(バルセロナ/MF)



チアゴとラフィーニャは兄弟だが、弟のラフィーニャも怪我に苦労させられている。それもラフィーニャの場合は長期離脱に繋がる大怪我が多く、12月にも左ひざ十字靱帯の手術を受けている。靭帯を痛めれば半年以上の離脱を強いられることもあり、成長を阻まれているのは間違いない。

・ガレス・ベイル(レアル・マドリード/FW)



ロッベンと同じタイプと言えるだろう。怪我さえなければバロンドール候補にも挙げられるだけの名手だが、筋肉を傷めて離脱するニュースも見慣れたものとなってしまった。シーズンをフルで戦えればスーパースターとなれるはずなのだが、レアルで今ひとつエースになりきれないのは怪我が原因だろう。


イングランドではリヴァプールFWダニエル・スタリッジやウェストハムMFジャック・ウィルシャーもガラスの天才に分類されるだろう。どの選手も才能は抜群だが、怪我が少ないことも才能の1つと言える。メッシやロナウドが長く活躍出来ているのも、怪我が少ないからだ。この6選手に怪我がなければと残念に思ったサッカーファンは数多くいるだろう。

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