すでにチェルシーの選手はサッリにメロメロ? 新たなピッチ外での改革とは

チェルシーを指揮するサッリ photo/Getty Images

コンテとは異なるやり方でチームの士気高める

ハダースフィールドタウンを3-0、アーセナルを3-2と開幕から連勝スタートを切ったマウリツィオ・サッリ率いる新生チェルシーは、すでに攻撃的なプレイスタイルが面白いなど高い評価を受けている。前指揮官アントニオ・コンテとは全く異なる戦い方で、サポーターも新たな可能性を感じているに違いない。

しかも、サッリの就任で変わったのはピッチ内のことだけではない。サッリは選手たちのことを気遣い、私生活を充実させようと動いているのだ。すでにサッリはコンテが敷いていた食事制限や、ホームゲーム前日にホテルへ滞在しなければならないというルールを撤廃している。これも選手から歓迎される変化だったわけだが、英『The Sun』はさらなる変化があったと取り上げている。

それは、朝の過ごし方だ。サッリは午前中に家族と過ごす時間を多く選手たちに与えようとしており、それに合わせてトレーニングの時間や内容に手を加えているというのだ。子供たちが学校に行くまでの朝の時間を家族で過ごせるようにとの考えで、同じことをしているプレミアリーグの指揮官はあまり多くない。
伊『Calciomercato』は私生活を充実させることからドレッシングルームの空気を変えようとサッリが動いており、「すでに多くのチェルシーの選手たちにとってサッリがアイドルになっている」と伝えている。厳格なコンテ政権を経験してきたからこそ、ある程度の自由を許してくれるサッリの下で気持ちよくプレイできるところはあるかもしれない。こうした変化がピッチ上にポジティブな効果をもたらす可能性は高く、サッリ改革はピッチの外でも着々と進んでいるようだ。

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