どうしたんだデ・ヘア ロシアW杯でのセーブ確率がひどすぎる

世界屈指のGKと言われるデ・ヘアだが、ロシアW杯では本領を発揮できず photo/Getty Images

91.6パーセントの確率でゴールに

ロシアW杯の優勝候補とされたが、残念ながらベスト16で姿を消すこととなったスペイン代表。早期敗退に追い込まれた要因のひとつとして、「守護神の不調」が挙げられるかもしれない。

今回の大会では、マンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘアがスペインの正GKを務めた。4試合すべてでゴールマウスを守った同選手だが、セーブ確率がひどいことになっている。スペイン紙『as』によると、ゴール枠内に飛んできたシュートの本数は、4試合で計12本だ。そのうち11本がゴールラインを割っており、シュートストップをしたのはモロッコ戦のわずか1本。91.6パーセントの確率でゴールを許していることとなる。

この数字には、オフサイドの判定でゴールが取り消されたイラン戦のシュート(1本)、120分でも決着がつかなかったロシア代表とのPK戦のシュート(4本)も含まれている。GKにとっては少々厳しい数字の出し方となっているが、枠内シュート3本で3ゴールを決められた初戦のポルトガル戦では、クリスティアーノ・ロナウドが放ったほぼ真正面のシュートを取りこぼすなど、セーブできたはずのシュートがあったのも事実だ。
所属クラブでは2017-18に1試合平均で約3本のセーブを披露していたが、ロシアW杯では世界屈指のGKと言われるデ・ヘアらしからぬプレイが続いた。その悪いイメージを払拭できないままチームが敗退したことで、非難の声が集中してしまっているのかもしれない。

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