盤石に見えるブラジル代表に王様は納得せず ペレ氏「まだ真のチームになっていない」

ブラジルは優勝候補筆頭だが…… photo/Getty images

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チームとしてまとまっていないと不安視

ブラジル代表はロシアワールドカップで優勝候補筆頭にも挙げられるチームで、4年前より明らかに強くなっている。南米予選をあっさり通過し、6月に入ってからの親善試合でもクロアチア代表を2‐0で葬るなど準備は万端だ。

しかし米『ESPN』によると、ブラジル代表の王様であるペレ氏はまだチームとしてまとまりきれていないと不安を感じている。

「チッチの能力に関しては絶対の自信を持っている。心配事は1つ。W杯開幕まで残り僅かで、我々は真のチームになっていない。個人では全員が素晴らしいが、チームではないんだ。ブラジル史上最高のチームの1つである1970年大会のチームには、トスタン、リベリーノ、ジェルソン、私と、全員がクラブで10番を背負っていた。1970年大会では我々は半年以上一緒に過ごしたんだ。だから機能した。ネイマールは世界最高の選手の1人だ。今では経験もあって成熟しているが、彼1人でW杯を獲りに行くのではない。チームで獲りにいくんだ」
現代のサッカー界では代表チームで一緒にいる時間を大幅に増やすのは難しいが、ブラジルはまだチームになりきれていないのだろうか。4年前より組織は確実に安定しているはずだが、ペレ氏はまだ不安を抱えている。

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