まずはトリノで日々精進か
将来の活躍が期待されるトリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティだが、現時点でビッグクラブへの移籍に興味がないようだ。
現在24歳のベッロティは昨季、セリエAで26ゴール(得点ランク3位)を挙げる活躍を見せ大ブレイク。多くのビッグクラブが彼の獲得に興味を示し、移籍話がたびたび浮上していた。また、海外クラブのみの適応となるが、ベロッティの放出を避けるべく、トリノが彼の契約解除金を1億ユーロ(約130億円)に設定してことでも注目を浴びていた。
しかし、今季は2度の怪我などにより、セリエA第29節を終えた時点でわずか6ゴールと、思うような結果を残せていない。ベロッティの市場価値が急落していると報じるメディアもあるが、まだまだ彼に興味を示すクラブはある。
ただ、伊『DOMENICA SPORTIVA』などのインタビューに応じたベロッティは「周りの人々は僕に、トロフィーを獲得するためにビッグクラブでプレイすべきだと言ってくる。でも、僕なりの考えがあるんだ。もし(ビッグクラブへ移籍しても)プレイできなかったり、サブメンバーにとどまったりしていては意味がない。だから今はビッグクラブに興味がないよ。移籍するならスタメンじゃなきゃ」とコメント。試合に出られる保証がなければ、ビッグクラブへの移籍は決断しないという。
まずはトリノで日々精進し、ビッグククラブでもスタメンが確保できるだけの力を身につける。そして、満を持して移籍に踏み切る。ベロッティの頭の中にはある程度、将来のキャリアプランが入っているのかもしれない。