ファン・ダイクの後継者は吉田麻也ではなかったのか 英紙が認めたのは24歳のスティーブンス

急激に成長するスティーブンス photo/Getty Images

指揮官もファン・ダイクの穴埋めできると自信

サウサンプトンは今冬にリヴァプールへ売却したDFフィルジル・ファン・ダイクの穴をどう埋めるのか。これは大きな注目ポイントだった。今季前半戦の戦いぶりからするとヴェスレイ・フートと日本代表DF吉田麻也の2人で埋めるはずだったのだが、英『Daily Mail』は24歳のジャック・スティーブンスをファン・ダイクの後継者候補と呼び始めている。

サウサンプトンは11日にリヴァプールと対戦し、この試合もセンターバックのコンビはフートとスティーブンスだった。吉田はベンチが続いており、ロシアワールドカップへ向けた重要なこの時期にポジションを失っている。海外組の中でも継続的に出場機会を確保していた選手だけに、ファン・ダイクが抜けた今ポジションを失うのは予想外の事態だ。

指揮官のマウリシオ・ペジェグリーノも現戦力でファン・ダイクの穴を埋められると考えており、特にスティーブンスに大きな期待をかけている。
「我々はファン・ダイクの穴を埋めるのに十分な選手を抱えていると思う。吉田、フート、ジャック、若いがヤン・ベドナレクもいる。ジャックは重要な選手になる潜在能力を持つホームグロウンプレイヤーだ。昨季もジャックは後半戦にかけて徐々にプレイタイムが増えたが、今も同じだ。フィルジルが抜けてジャックにはよりチャンスがあり、彼は成長するために謙虚にハードワークを続けないとね。我々は彼がフィルジルの穴を埋められると自信を持っているよ」

スティーブンスは2011年にプリマスからサウサンプトンに加入し、そこからスウィンドン・タウンやミドルズブラなどレンタル移籍を経験してサウサンプトンへ戻ってきた。年齢的にもポジションを確保するには最適な時期にきている。吉田としては想定外のライバルとなっており、スティーブンスが真のファン・ダイクの後継者なのかもしれない。

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