“ファンタジスタ”森岡亮太に求められる次のステップ 規律厳しいアンデルレヒトでのプレイに現地紙は疑問も

アンデルレヒトに移籍した森岡 photo/Getty Images

ワースラント・ベヘレンの時とは違う

今冬にベルギー国内の名門アンデルレヒトに引き抜かれたMF森岡亮太は、早くもビッグクラブ特有のプレッシャーを感じ始めているかもしれない。

森岡はクラブから10番を託され、今季前半戦にワースラント・ベヘレンで見せたようにチームを勝利に導く決定的な働きが求められている。しかし、ベルギーメディアの評価は厳しい。『Voetbalnieuws』は、先日のメヘレン戦でのアシストは称賛してくれているが、それを除けば影響力が乏しかったと冷ややかだ。

また、ワースラント・ベヘレンとは違ってアンデルレヒトのサッカーは自由度が高くないことも指摘しており、比較的自由にプレイしていたワースラント・ベヘレンの時と同じようにはいかない。アンデルレヒトを指揮するハイン・ヴァンハーゼブルックはきっちりとした戦術を敷くタイプの指揮官で、そのスタイルに森岡が適応する必要があると同メディアは伝えている。
これはどこか現日本代表監督ヴァイッド・ハリルホジッチ監督と被るところもある。森岡はクラシックなタイプのMFで、ファンタジスタのように中盤からチャンスメイクしていくプレイを得意とする。しかし現代では素早い攻守の切り替えも求められ、MFである以上は守備でもハードワークしなければならない。ハリルホジッチ監督も規律を重視するタイプだが、それに適応できなければ森岡にワールドカップのチャンスは巡ってこないだろう。アンデルレヒトで異なる役割の中で結果を出せるのか、ベルギーでブレイクした森岡の次なる課題と言えそうだ。

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