暴れん坊MF獲得が大ヒット! 4位と絶好調のフランクフルトのキーマンとなった男

フランクフルトのキーマン・ボアテング photo/Getty Images

ニコ・コバチのサッカーに欠かせぬ選手に

現在ブンデスリーガで4位と好調を維持しているフランクフルトは、昨夏の元ガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテング獲得が大きかった。この暴れん坊MFは指揮官ニコ・コバチが敷く3バックのシステムで巧みに中盤の底を務め、攻守に奮闘。身体能力に優れ、パワーもあるボアテングはここまで20試合に出場して4得点を挙げるなどチームのキーマンとなっている。

ボアテングは過去にミランで10番を背負ったこともある実力者だが、何かとトラブルの多い選手でもあった。ミラン退団後もシャルケ、ラス・パルマスでプレイし、ラス・パルマスでは個人的な理由で契約を解除。そこで獲得に名乗りを挙げたのがフランクフルトだった。

英『Guardian』もボアテングの獲得が大ヒットだったと称賛しており、今ではニコ・コバチのフットボールに欠かせない選手となりつつある。まだ30歳のボアテングをベテランと呼んでいいかは微妙なところだが、コバチは日本代表MF長谷部誠のリベロ起用を含め、ベテラン選手を上手くチームの背骨に据えている。
同じく昨夏にフランクフルトへ移籍した日本人MF鎌田大地にとっては中盤の複数ポジションをこなすボアテングは厄介な存在だが、ここまでのパフォーマンスを考えるとボアテングが重用されるのは当然だろう。同メディアはボアテング獲得も上位進出のポイントと考えているようだが、コバチ・マジックはどこまで続くのか。長谷部が夢と語っている欧州カップ戦出場権獲得も不可能な目標ではなくなっている。

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