大迫勇也の”New相棒”はケルンの救世主!? M・ゴメス、A・マイヤーら降格危機を救った大型ヒーローに続け

チームメイトより頭1つ抜けているテロッデ photo/Getty Images

モデストのように大迫を自由にさせる動きにも期待

今季開幕から大不振に陥ったケルンは、今冬にシュツットガルトからFWシモン・テロッデを獲得した。190cmを超える大型FWは昨季シュツットガルトの1部昇格に大きく貢献した選手だが、この補強はいきなりヒットした。前節のボルシアMG戦では後半ロスタイムに貴重な決勝点を決め、今節のハンブルガーSV戦では2ゴールの活躍を見せている。

相変わらずケルンはリーグ戦最下位のままだが、独『Deutsche Welle』はテロッデこそケルンが待ち望んでいたFWではないかと伝えている。昨季ヨーロッパリーグ出場権まで獲得したケルンには、大黒柱のFWアントニー・モデストがいた。日本代表FW大迫勇也にとって頼りになる相棒だったのだが、そのモデストが昨夏退団したことでチームの歯車は大きく狂ってしまった。テロッデはその大型FWモデストの穴を埋め、前線でボールをしっかりと収める役割が期待されている。これは大迫にとっても重要な要素となるだろう。

さらに同メディアが注目しているのは、ブンデスリーガで大型FWがチームを降格の危機から救ってきた歴史だ。例えば昨季はヴォルフスブルクが2部との入れ替え戦にまで巻き込まれたが、チームを救ったのはFWマリオ・ゴメスだった。リーグ戦では16得点を記録し、昇降格プレーオフでも得点を挙げている。さらに2015-16シーズンには降格の1歩手前まで迫ったフランクフルトを大型FWアレクサンダー・マイヤーが19試合12得点の成績で救った。
2013-14シーズンには同じく降格まであと1歩のところまで落ちたハンブルガーSVで189cmの大型FWピエール・ミシェル・ラソッガが20試合13得点でチームを救っている。同メディアはテロッデにも同じ働きを期待しており、ケルンの残留に向けたキーマンとなれるかに注目が集まる。前線でコンビを組む機会が増えるであろう大迫にもテロッデ効果が期待されるところで、昨季モデストと見せていたように大迫がゴールに集中できる環境が整えば文句なしだ。

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