バルサ、”偉大な世代”から若返りを コウチーニョはNewイニエスタ、ミナはNewピケへ

バルセロナ移籍が決定したコウチーニョ photo/Getty Images

今冬の補強はクラブの未来に繋がるか

バルセロナはこの冬にリヴァプールからMFフィリペ・コウチーニョ、パルメイラスからDFジェリー・ミナを獲得したが、これはクラブの将来にとって非常に大きな補強になったと言えるのではないか。

スペイン『MARCA』は、コウチーニョは新たなアンドレス・イニエスタに、ミナは新たなジェラール・ピケになれると世代交代の1歩になることを期待している。イニエスタは今でも特別な能力を持つ選手だが、33歳と大ベテランの域に達しつつある。後継者を確保しておくことは必要不可欠で、コウチーニョはその資格を有する選手と言える。

ピケに関しても同じことが言える。高さに加えて足下の技術を持つピケはジョゼップ・グアルディオラが築いた黄金期に欠かせない一員だったが、ピケもあと数週間で31歳を迎える。最終ラインにはすでにサミュエル・ウムティティがいるものの、ピケと同じく190㎝を超える大型DFという意味ではミナの方が後継者らしい存在だ。ミナも高さ、スピード、さらに繊細なボールタッチを持つと評価されており、数年後にピケの後釜を務められれば言うことなしだ。
グアルディオラの下で黄金期を経験したメンバーも少なくなってきており、偉大な世代から徐々に脱却していかなければならない。リオネル・メッシのように代役を探すのが不可能な選手もいるが、バルセロナは着実に若返っている。コウチーニョ獲得には高額な移籍金がかかったが、Newイニエスタになれる実力者であることを考えると補強は成功と言えるのではないだろうか。

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