迷走止まらぬミランに”元エース”のバッカは 「僕のいた2年間でも解決策は見えなかった」

ミランでプレイしていたバッカ photo/Getty Images

出口の見えない状態

昨夏スタメンを全員入れ替えるほどの勢いで補強に動いたミランだが、今季も思うような結果は出ていない。新戦力のほとんどは期待を裏切っており、目標とするチャンピオンズリーグ出場権獲得も非常に遠いものとなっている。

その状況をFWカルロス・バッカはどう見ているのか。バッカはミランのエースだったが、昨夏ビジャレアルにレンタル移籍することを決断。スペインからミランの戦いぶりを見ている。スペイン『MARCA』によると、バッカはミランが過去の栄光にしがみついているところがあると考えているようで、自身がプレイしていた頃から解決策を見い出せない長いトンネルの中にいると語っている。

「今季のレアル・マドリードが証明しているように、過去に生きることはできないんだ。ミランは解決策を探しているけど、僕のいた2年間でも解決策は見えなかった。クラブは監督の責任として、監督を代える。その次は選手の責任とし、多くの優れた選手を獲得する。その次はディレクターを代えるんだ。フットボールにはサイクルがあり、こういうことは起こると思う。ナポリとユヴェントスもこうした過去から成熟してきた。だけどミランは長く過去を生きすぎている」
バッカの言葉通り、ミランは頻繁に指揮官を代えてきた。昨夏には積極的な補強に動き、クラブの体制も変わった。何をすれば栄光を取り戻せるのか答えが見えていないのだろうが、ミランの迷走はいつ終わるのか。

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