78分に1ゴールのペースなのに…… このままではアーセナルFWジルーは仏代表から漏れる可能性あり

アーセナルでプレイタイム限られるジルー photo/Getty Images

アシスタントコーチも警告

EURO2016でもフランス代表の準優勝に貢献し、アントワーヌ・グリーズマンとのコンビも高い評価を受けていたアーセナルFWオリヴィエ・ジルーが2018ロシアワールドカップのメンバーに入れない可能性も出てきた。

アーセナルは今夏に同じフランス代表FWのアレクサンドル・ラカゼットを獲得したため、最前線ではラカゼットが起用されるケースが多い。さらにダニー・ウェルベックも指揮官アーセン・ヴェンゲルのお気に入りで、ジルーは今季まだプレミアリーグで先発出場が1試合もない。

この状態をフランス代表監督のディディエ・デシャン、アシスタントコーチを務めるガイ・ステファンも問題視している。ジルーは出場機会を与えられた際にはきっちりと結果を出しており、プレミアリーグでは未だに78分に1ゴールの数字を記録している。しかしプレイタイムが少ないとなれば、やはり試合勘に問題が出てくる。
仏『TF1』によると、ガイ・ステファンはジルーについて「彼のプレイタイムが不十分なのは明らかであり、デシャンはすでにそのことについて彼と話をしている。彼は今後数週間で解決策を見つけないといけない。その解決策として移籍を選択するかどうかはジルー次第だ。彼はここ数か月代表で良いプレイをしていたしね。彼は非常に良いペースで得点を決めているが、今はプレイタイムを得る必要がある」とコメントしており、このままベンチを温めているようではフランス代表に招集するのは難しいとの意見だ。

フランスは前線にタレントが揃っており、メンバー入り争いは熾烈を極める。ジルーがワールドカップ出場を狙う場合は今冬にも移籍を選択する必要があるかもしれないが、驚異的なペースで得点を生み出す大型ストライカーはどのような解決策を見出すのだろうか。

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