アザールはベスト4入りを1つの目標に
近年急速に力をつけているベルギー代表は、欧州予選を圧倒的な力で制して2018ロシアワールドカップ出場を決めた。格下とはいえエストニア代表を8-1、ジブラルタル代表を9-0で下すなど、その破壊力は目を見張るものがある。
では、ベルギーはワールドカップを制する力を持ったチームなのだろうか。タレントで見ると最終ラインから最前線までトップクラブでプレイする選手が揃っており、トッテナムのDFトビー・アルデルヴァイレルト、マンチェスター・シティDFヴァンサン・コンパニ、MFケビン・デ・ブライネ、チェルシーMFエデン・アザール、マンチェスター・ユナイテッドFWロメル・ルカク、ナポリFWドーリス・メルテンスなど、ワールドクラスと呼べる選手だらけだ。
さらに今夏モナコに移籍したMFユーリ・ティーレマンス、ルカクの弟であるDFジョルダン・ルカクなど若い世代も順調に育っている。選手層を考えてもワールドカップを戦い抜くに十分な戦力がある。
英『Daily Mirror』によると、エースのアザールは「僕たちは準決勝進出を目標にしないといけない。僕たちより良いチームがいくつかあることは忘れるべきではない。僕たちには少しの運が必要なんだ。特に組み分け抽選でね。トップシードを得るという意味でも予選の残り2試合は非常に重要で、真剣な姿勢で臨む必要があるね」とコメントしている。
アザールは前回大会のベスト8を上回るベスト4入りを1つの目標に掲げているが、優勝は遠い目標なのだろうか。同メディアのアンケートでは半数を超える67%の人はベルギーの優勝は無いと答えている。選手の質はかなり高いはずだが、ベルギーの優勝はまだ難しいか。