ただ熱いだけじゃない! セビージャで途中出場者が次々と得点決める”サンパオリ・マジック”起こる

的確すぎる交代策

的確すぎる交代策

セビージャを率いるサンパオリ photo/Getty Images

今季からセビージャを指揮しているホルヘ・サンパオリは、常にピッチサイドで熱く選手を鼓舞しているイメージがある。選手のモチベーションを高める点においても名将と言えるのだろうが、この指揮官はただ熱いだけではない。冷静に試合を見極め、的確な選手交代でチームを勝利に導いているのだ。

セビージャは25日にレアル・ベティスと対戦し、2-1で勝利した。この試合で決勝点を奪ったのは後半から途中出場したビセンテ・イボーラだ。スペイン『MARCA』によると、今季のセビージャは途中出場の選手が得点を決めたケースが14回もある。これはリーガ最多の数字で、アトレティコ・マドリードが11回、レアル・マドリードが8回と続く。

しかもセビージャは得点者がバラエティに富んでいる。1月のレアル戦では後半途中から出場したステファノ・ヨヴェティッチが終盤に得点を決め、オサスナ戦では途中出場のパブロ・サラビアが後半ロスタイムに得点、2月のラス・パルマス戦ではホアキン・コレアが、続くエイバル戦ではビトーロだ。
レアルがアルバロ・モラタのようなスーパーサブ的選手を抱えているのに対し、セビージャにはエースストライカーと呼べる存在はいない。それでもサンパオリは全選手を巧みに活かし、確実に結果を出している。途中出場した選手が試合の終盤に得点を決めていることも偶然ではないだろう。

今季のセビージャは苦戦気味のアトレティコ・マドリードに代わってリーガの三強に入ったとも言われているが、それは間違いなくサンパオリの手腕が効いているからだろう。

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